うちの大学病院では採血を医師がすることになっている。例外もあるけれど、うちの科に関してはそうだ。
採血が難しい子供、結構、いる。その子はもちろんかわいそうだし、どういう状態でも採血できなければいけないこっちにも責任あることは重々承知しているが。
キレル母がいる。
「もっと上手い人に代わってください!!!」
まあ、こういう風に言われるのは大抵、若い(若く見える)研修医や、か弱い感じの女医。
私は幸いな事に1回失敗したくらいで怒られたことはない。ふけ顔なので。2回失敗したら代わってもらうし。
怒られると自分が怒られてなくてもどきどきして出来るものも出来なくなる気がするよ。
こっちも自衛のため、キレル親というのはちゃんとリストにあげていて、
「あ〜あのお母さんの・・・」としっかり身構えて、研修医などには回さないよう、心がけるのであります。
ところで、かつてこういう、キレル母だった人が最近、全然、怒らなくなってきた。
その子はものすごく、難しくて本当に取れない子なんだけど、昔は「○○先生(医局長など、相当偉い人)よんでください」と言ったこともあるらしい。という伝説の持ち主。
しかし、最近は。私が一回でとれると、
「今日は先生に上手にしていただいて・・・」
二回になっても
「この子は本当に難しいですから・・・2回で取れてよかったです。」
と褒めてくれ、私が手を離せず、採血についていないときでも何やかんやと、話をするときは私の目を見ている。
何となくいやな、予感。
そして予感は的中。
「かあこ先生にご指名みたい、よろしくね」
このように言われるようになった。
指名って、ホストクラブみたいではないか。
うれしさ半分以下、プレッシャー半分以上。
今日は何故か二回になってしまい、怒られるかも?と思っていたら、
「こっちの手にも血管を見つけていただいて、先生は上手だとこの子とさっきまで言ってたんですよ」
と帰り際に言う。
同じ曜日に外来にいるとそれぞれの先生に「ご指名」が入るんだけど、こりゃあ、大物に好かれちまったよ。
採血が難しい子供、結構、いる。その子はもちろんかわいそうだし、どういう状態でも採血できなければいけないこっちにも責任あることは重々承知しているが。
キレル母がいる。
「もっと上手い人に代わってください!!!」
まあ、こういう風に言われるのは大抵、若い(若く見える)研修医や、か弱い感じの女医。
私は幸いな事に1回失敗したくらいで怒られたことはない。ふけ顔なので。2回失敗したら代わってもらうし。
怒られると自分が怒られてなくてもどきどきして出来るものも出来なくなる気がするよ。
こっちも自衛のため、キレル親というのはちゃんとリストにあげていて、
「あ〜あのお母さんの・・・」としっかり身構えて、研修医などには回さないよう、心がけるのであります。
ところで、かつてこういう、キレル母だった人が最近、全然、怒らなくなってきた。
その子はものすごく、難しくて本当に取れない子なんだけど、昔は「○○先生(医局長など、相当偉い人)よんでください」と言ったこともあるらしい。という伝説の持ち主。
しかし、最近は。私が一回でとれると、
「今日は先生に上手にしていただいて・・・」
二回になっても
「この子は本当に難しいですから・・・2回で取れてよかったです。」
と褒めてくれ、私が手を離せず、採血についていないときでも何やかんやと、話をするときは私の目を見ている。
何となくいやな、予感。
そして予感は的中。
「かあこ先生にご指名みたい、よろしくね」
このように言われるようになった。
指名って、ホストクラブみたいではないか。
うれしさ半分以下、プレッシャー半分以上。
今日は何故か二回になってしまい、怒られるかも?と思っていたら、
「こっちの手にも血管を見つけていただいて、先生は上手だとこの子とさっきまで言ってたんですよ」
と帰り際に言う。
同じ曜日に外来にいるとそれぞれの先生に「ご指名」が入るんだけど、こりゃあ、大物に好かれちまったよ。
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