大学時代の仲の良い友人が別のところでブログを開設した、と聞き、「私も3年前くらいからこっそり日記帳代わりに書いてる」と答え、「私のも教えようかな・・・」と思ったのですが、彼女は、ほぼ毎日更新してて、私よりも世の中に役立つことを書いているので恥ずかしくて。この駄文をどうどう公開する勇気がない。偶然見つけたら「ああ、これがかあこの日記か」とこっそり思ってね!と言いました。

彼女は大学時代のこととかを時折話題にしているので昔の事を思い出せるし、私としても日記のネタになって良い刺激になります。

解剖実習のことを先日書いてました。

解剖実習は通常3年生のときに一年かけて4人で2体ということになっていました。二人一組で前期に上半身、後期に下半身、もう片方はその逆の順に。しかし、下の学年から教養が1年間になり2年生のときに解剖をするってことになりました。。ということは私が3年、下の学年が2年のときにご遺体が倍必要になる、ということになります。
それでは追いつかないのでうちの学年は4人で1体を前期で終了、後期は2年生が4人で1体を解剖、ということになりました。

うちの班はAちゃん(女子)、B君(男子)、C君(男子)と私の4人でした。
ご遺体が怖い、とかそういう感情はなかったのですが、解剖学のラテン語は難しかった。そんな感じで私は解剖学が苦手でした。それに、初めて「医学部入った」という実感と重圧みたいなのもあり気が重かったのですが、Aちゃんは非常に学業が優秀でまじめ、その彼女と組んだので課題はスイスイ進み、大変、助かりました。B君もC君も話しやすいし楽しく半年が過ごせました。口頭試問の日に寝坊してぎりぎりだったことも良い思い出です。
解剖のときは解剖専用の前掛けはしてたのですが、そのとき下に着てる服をいちいち着替えるのがめんどくさかった上に、遅刻ぎりぎりに来る私はそのまま私服の上に着てたことも。いつもそれなりに汚れてもいい服にしてのですが。おしゃれな子はちゃんと気をつけてたけど。

夏休み、久しぶりに家に帰ると母が
「あんた、変なにおいするし、ここなんか付いてない?」と言って服を指差す。

でももうその匂いになれた私は全く気づかなかったのですが、解剖の日に来た服、しかも洗濯したのに・・・・確かにしみが。
「これ、脳実習のときの服だ!」と母に言うと
「キャー」と突き飛ばされてしまった。

夏休み、実家でしばらく過ごし、大学そばの自分のマンションに戻ると
「あー確かに何か解剖チックなにおいがするかも」解剖室に持ち込んだ本とかがにおうらしい。勉強のために持ち帰ったので。

後期になり二年生が解剖実習のころになると、たしかに二年生が食堂とかに大量にやってくると独特の香りがしました。

鼻って慣れるものです。嗅覚も記憶が残るみたいで解剖、を思い出すとあの甘いような「ホルマリン」の匂いやゴム手袋を通した触った感じも思い出されます。

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