最近、ブログをめぐっていて、密かに私が突っ込みいれつつ読んでた、とある「文学」が巷で話題だと知りました。

その名は「愛の流刑地」作者:渡辺淳一

かの有名な失楽園の作者です。

私は新聞の連載小説を割とぱらぱら読んでるほうなのですが、この作品が始まる前の高村薫の「新リア王」が何だか、新聞側ともめたらしく、途中で終わってしまったんです。そのお詫びに続けて、明日からは「愛の流刑地」通称愛ルケが始まります、と書いてあったので何気なく読んだのですが。

この日経読んだことある人はご存知でしょうが、思いっきり一面に載っているのです、思いっきり性描写が。あの失楽園ワールドを思い出させる性描写が。
そして、最初のころは何とも思わなかった挿絵も少しエロスを感じるものになっていて、こりゃ、電車の中とかじゃ読めないな、と思ったり。

内容は「にっけいしんぶん新聞」というブログに詳しいので是非興味のある方は読んでみてください。
私のあらすじダイジェストですと、
55歳の元売れっ子作家(今も作家だが、売れてない)が、自分のかつての作品のファンだと言う人妻(3人子持ち)と不倫して、快楽に溺れていく。と言うのが2004年11月から2005年8月末まで延々、ねっとりした性描写とともに連載。
で、8月末ごろの連載で、情事の最中に人妻が「殺して」というので、頚を閉めて殺害。死体のそばで色々する描写が続き、9月半ばくらいの連載でやっと通報。
それから情事の殺人罪の被告人として、拘置所の中で人妻を思い出しては**したりしながら、そうこうしているうちに裁判になって、弁護側は「嘱託殺人」の決定的証拠となる録音を提出、深く愛し合うふたりの声が、法廷に流されたり。そして、罪を追求する側の検事が女性なのですが、気に入らない反論をされて妄想で@@@したり。

もうむちゃくちゃです。

で、最近の元作家氏は「法廷で判決に大きな声を上げて反論したり」したのですが、なぜかそれを「かっこよかったよ、親父」と実の息子が面会に来て言ったりするのです。

今月いっぱいで終りだそうですが、どうやって終りにするんでしょう。
で、うそを書くのもねと思って、調べてたら、何と映画化というお話まで、発見しました。
すごい。

コメント

nophoto
pippu-chan
2006年1月29日12:08

文庫になったら買おうかな。なんかホントにむちゃくちゃで興味深いし。流行っているものは念のため押えておくのも一興、だし。
彼の場合、医師免許を持っていたことを世間が忘れるくらい、小説家としてキャラがたってますよね。

かあこ
かあこ
2006年1月29日21:37

pippu-chanさま
医師免許を持つ物書きらしいイメージの作品は昔の「白い影」「麻酔」くらいでしょうか。もう最近は「色ぼ○」としか言いようがない作品な気がします。

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