GWの狭間。
1,2日とお休みで元々週休2日の人なら、9連休!
うらやましい限りです。

こういう狭間には、
早めの受診を心がけたおなじみさん。薬をもらってささっと帰る人もたくさんいますが、
・久々に来て、「すぐ治る点滴をしてください(別に必要なさそうな・・飲めてるし、そして何の薬ですか、それは)」という。
・「明日から旅行なんですけどいいですか」と聞く、40度の発熱の子供をもつ親。
もこられます。占い師じゃないですから、明日はもう熱も下がっているかもしれないし。こればっかりは、入院しないと安静にしてくれそうにない方にはしっかり入院を勧め、そうでもない人は明日のお子さんの様子を見て決めて、ちゃんと向こうで救急にかかるときに困らないように飲んでるお薬の説明書と、出来れば場所を確かめておいてねと言っておきました。

などと言いつつ、私の父、私が小6のとき、夏の家族旅行前に妹が肺炎になってたらしいのですが、強行突破、何と北海道旅行に我が家は出かけたのです。家族旅行イノチじゃん、と当時はおもっていたものの、今思えば、せっかく取れた夏休み(勤務医時代)、なけなしのお金はたいた旅行代はキャンセル料がいたいと言うことで気持ちはよく分かる。
まあ何かあったら小児科医である自分が対処すればいい訳だと行く事に反対した母を怒鳴りつけてまでいった旅行。
私は旅行大好きなので、結構楽しめましたが、妹はぐったり、ほぼ寝ていました。気の毒に。
逆に小学校低学年のときに、私が喘息発作がかなりひどいおかげで巻き添えで行けなかったミュージカルがあるらしいのですが、当の私は覚えてないけど、行けなかった妹はばっちり覚えてて数年言ってました。

私は、旅行が大好きな大人に成長したので、研修医1年目の夏休み、3連ちゃん当直後の夏休みの旅行、熱があるのに休むということをせず、行って、帰ってきて自分の勤務先に入院しました・・・・こういう駄目な大人もいますが、
子供のころって、
多分、当の病気の子供は病気で行っても楽しくないし、当の本人はいけなくても意外に悔しくもなく、覚えてもない。全て、周りの都合だけと思うのは私だけでしょうか。

あと、感染性の高い病気は治らないうちに色々行くと、思いっきり人にうつします。これは高3の家族旅行で、ぶつぶつのある子が温泉にいるなあ、と思った2-3週間後、私が水疱瘡にかかるということで体験済みです。妹の肺炎だって、もしかしたら誰かにうつしたかもしれないですし。

なんていいつつ、将来的に私も父のように職権乱用する親にならないようにしなければ。

コメント

nophoto
元小児科医
2006年5月3日11:32

こんにちは。確かに職権濫用ですね…。逆に周囲によく”小児科医だから大丈夫”って”何が大丈夫なんだろう???”といつも子育てをしています。最近発熱をした息子を病院に連れて行き、バナンとムコダインDSを飲ませるのに一苦労しましたが、横で水に溶いて息子(1歳児)に味見をしてもらうと、駄目出しをされ、砂糖を混ぜるとようやく飲んでもらえました。飲まないといけない時は強硬手段で飲ませるのですが。しかし、ムコダインのDSってほんとおいしくありません。教科書には書いていないことを毎日息子に教えてもらっています。しかし、ネルソンの教科書は今や、息子のクレヨンサインがいたるところに書き込まれています。

かあこ
かあこ
2006年5月3日12:00

元小児科医さま
こんにちは。今日もたくさん、「明日から@@に行きます」というお子様たちがたくさん来てます。天気もいいですし、気持ちは痛いほど分かります。
薬は「のめ」と言う方は楽ですが、確かに試飲するとすごい味のものありますよね。有名どころでは、ジスロマック、味を変えたというので飲んでみたら、最初はいいけど、後味がものすごい苦さでびっくりしました。こんなの教科書に書いてないですものね。ムコダインDSまずいとは思いもよりませんでした。私のネルソンは英語版は埃をかぶり、せっかく買った日本語版は熟成させて、やっとダンボールから取り出した所です・・・

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