ここ数日、性格が悪くなったような日記でしたが、今日はこの昨今の騒動の中、よかったな、って思うことを。

はやりもののおかげで、めったに病気にならない人が、久々の受診という形でやってきて感動の再会をすることもあるのです。

私がこっちの地方市立病院に大学から派遣されてきたのが6年前。その年は、猛烈に「ずいまくえん」が流行った年で、来て早々、ほぼ連日るんばーる。
大学にいたときにやった数以上にやったと思われる。

そんななか、動く元気なるんばーるっ子がいて、さした時に相当暴れたのですが、ずいまくえんは治ってきたのに、
「歩けない」「腰が痛い」
と訴えて冷や汗ものでした。お母さんも「あばれたからでしょうね」とおおらかにいってくださり、別に神経障害残したわけでなく、歩いてかえっていったので、よかったよかったというインパクトのある出来事。

その子が小学高学年になってはやりものを学校でいただいて、病院に登場。
あるけなかった子です、とお母さんも言ってくれて、一気に思い出した私ですが、
「しらんよ、覚えてない」
とか言うのですが、もう、年ごろでぶっきらぼうなんです。これもまた、成長なのね~と小児科医の醍醐味だなあと、今までの日記からいくと偽善者のような言葉ですが、本当に、やってて良かったと思います。

おまけに、
「先生、お忙しいけど、びょうき貰わないように、気をつけてくださいね」
とお母様に言っていただき、昼食食べれてないのを数秒忘れるほど、うれしくなりました。

こういう、単純で、簡単な性格でないと続けられない仕事かもしれないです。

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