本棚はまだまだ余裕があるのですが,最近一読するだけで二度と読まない文庫本(新幹線乗る前とかに買っちゃう)が増えてきたので,紙袋に適当に詰めて,売り払ってきました。1500円ほどになり,嬉しくなり,その足で隣の本屋。

賞をとったという,天童荒太のこの作品と
伊坂幸太郎のモダンタイムス,
奥田英郎のオリンピックの身代金

3冊かって,かなりのマイナス,まだ読んでいませんが,いそいそ読むともったいないのでゆっくり読もうと思います。
新幹線のお供に買ったのですが,昼食食べながら読んで,のっけから気分不良。事件の描写がグロなので,苦手な人は駄目だろうし,私の検閲には引っかかる本です。

私の検閲とは,家族に,「これ,面白いよ」とかせるかどうかのチェックなのですが,グロや性描写の色々があると,貸せないほうになるため,この本は家族には薦められません。

本をあとがきを読むのが好きなので,先によんだところ,あとがきの人が,妄想キャスティングをされていて,それを読んだら,キャラが多いので,登場人物がわかりやすく,スイスイ読めます。シリーズものだそうで,人気のある本なんでしょうか。文庫になったら買ってもいいかも。


ララピポ

2008年9月18日 読書
この本は,ハードカバーのときにさらっと最初立ち読みして,文庫で買おう,と思っていた,軽い本。今日はこの本を読んで寝ることにしようと思ったらあっという間に読めてしまった。

裏表紙のあらすじをここに書くと,変な単語で検索してくる人がここに来そうなので,かなりはしょると,「対人恐怖症のフリーライター,**のスカウトマン,ゴミ屋敷に住む主婦,NOといえないカラオケボックス店員,昔純文学書いてたけど,今は**小説家,@@専裏DVD女優兼業のライター,6人のどうにもならない日常を活写する群像長編,下流文学の白眉!!!」

で,結構下ネタが多いので,平気な人にしか勧められないです。
映画化されるらしく,帯に宣伝がありましたが,映像化するんだ,これを・・・と言う感じです。

魔王

2008年9月18日 読書
読書の秋です。

寝る前に昨日読みました。寝る前に読む本じゃなかったかもしれない。

小説にやたら出てくる「ファシズム」と言う言葉とか,政治の話で,民衆を扇動する力のある,「政治家犬養」の存在,大部分の人が目の前のことに精一杯で世界全体のことを考えていない様子,そういうことに無関心であることに危機感をしっかり持っている主人公の安藤のこと。
ちょっと前に,「自分が辞める理由を言うことに一生懸命で,国民に謝罪のない総理大臣」がいたし,今,ちょうど,総裁選の時期で政治がちょうどぐちゃくちゃ,「政治家自身が自分のために」頑張っていることとか,小説のなかに似たようなことが書かれていて,考えてしまう小説でした。

人には薦められる本だし,これは単行本のときに買っても良かったかもと思える。
仕事終わりで2-3時間,一気に読み終わりました。
戦後,ブラジルに移民として渡った家族たちが,政府の対応のまずさで夢見て渡ったはずなのに,ひどい生活を送り,家族を失ったりしたことを復讐する話。

ハードボイルド系で,なかなか私は好みでした。
主人公の一人,ケイなんて,結構いいキャラだし,そのほかの主要人物もすごくキャラがしっかりしているので,ちゃんとした人がちゃんとした映画を作れば,かなり面白そうです。

表題はワーキングプアの話ですが,シングルマザーの話もあり,読んでてやるせない気持ちになりました。
8冊目になるとやはりマンネリなのか,ちょっと流し読みをしてしまいました。

流星の絆

2008年9月9日 読書
秋の夜長に,読んでしまいました。ドラマになるというのに,つい買ってしまって。

東野圭吾だなあ・・・って感じで,人物描写も細やかで映像化しやすそう,読みやすいのですが,人物が細やかに書かれているせいで,早々に犯人らしい人に気づいてしまい,どうしても確認したくなって,恒例の「いきなり,ラスト」確認により,正解とわかっってしまいました。
ただ,私の好みはラスト認識して,過程を楽しむことなのですが,ラストが分かっても読みたくなった「白夜行」や「手紙」や「幻夜(白夜行の続編?の作品か,名前を失念」のようには楽しめませんでした。

何でだろうなあ・・・・

来月から始まるドラマの情報を見たついでにこのドラマのキャストも確認したところ・・・犯人は分かりやすい。しかし,妹の静奈はもっと美しい感じの人がいいかとおもうし,バナナマンの設楽は結構いい役もらってる。

読書記録

2008年8月22日 読書
1.闇の子供たち 梁石日
友人に,後味悪いけど,読み出すと止まらない,と勧められ,確かに一気に読破。
あらすじを聞いていたので,安心して読むことが出来ましたが,内容は幼児の受難と言う感じの連続で,これを映画化よくしたなあ,って感じです。ブログめぐりをすると,どうも映画だと,少し話が変わっているみたいですが,映像はかなり・・・らしいです。本読んだだけでもかなり想像して,吐き気が。
でも全く止められず読み終わりました。
2.四つの嘘 大石静
4人の高校の同級生のお話なのですが,ドラマの原作本で,分かりやすい話でした。キャスティングが確かに今のドラマでぴったりな感じがします。ドラマは見てないけど,結構おもしろいのかもしれません。

3.ガラス張りの誘拐 歌野晶午
この人の本,3冊目。いつも新幹線に乗る前,とかに買いますが,買うたびに,私には合わないのかも,と思う部分がありつつ,推理小説なので怪しいと思う奴が当たると嬉しいものです。結構この人のは分かりやすいように思います。

Real clothes

2008年6月23日 読書
ちょっと前に人に薦められていた服飾業界のマンガ。
題名を忘れて買えなかったのですが,王様のブランチで特集しているのをみて思い出し,アマゾンで買ってみました。まだ4巻しか出てないので大人買いっていってもたいしたことないし。

結構すきかも。次を楽しみにしてます。
本屋さんのお勧め,のコーナーからかってみました。去年,この作者の本を読んで,結構最後にどんでん返し,という感じだったので今回もそうかと思っていたら,読み進めると,また,ある地点に戻り,また戻り,と言う感じ。

誘拐事件の犯人が自分の子どもかもしれない,という証拠を子どもの部屋から見つけて,「うちの子がまさか」
と思いながら,その疑惑が確信に変わっていく様子を描いているのですが,自分の子どもが同じ家の中で何考えているのか分からない,ということが多いようなこの世の中。親は子どもを信じたいんだな・・・と思った次第です。
新幹線の中で読むのに買いました。
結構さらっと読める連作短編集で,リストラ請負人の男性が主人公で,リストラする面接などを通して,リストラされる側の人のお話などもあり,WOWOWあたりでドラマ化されそうなお話でした。映像化しやすいというか,設定が漫画的というか。

とにかく読みやすさはあり,設定も面白いのですが,性描写が短いけど,なぜか具体的にしっかり書かれているので,母とかには勧められない1冊です。
伊坂幸太郎は新刊が出てしまうと,習慣で買ってしまう作家です。

ベストセラーみたいな平積みされた新刊もついつい買ってしまうのですが,読んだ後で読み返すこともないし,私にとっては一回読んだら充分な本が最近,多いのです。

この本は伏線張りまくりで私好みの内容で読み返しました。面白い,これも映画化すると良さそう・・・

2008 このミス1位になったようです
1 ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 新潮文庫
2 ジョーカー・ゲーム 柳 広司 角川書店
3 完全恋愛 牧 薩次 マガジンハウス
4 告白 湊かなえ 双葉文庫
5 新世界より 貴志祐介 講談社ノベルス
6 カラスの親指 道尾秀介 講談社
7 黒百合 多島斗志之 東京創元社
8 山魔の如き嗤うもの 三津田信三 原書房
9 ディスコ探偵水曜日 舞城王太郎 新潮社(上/下)
10 ラットマン 道尾秀介 光文社文庫
11 テンペスト 池上永一 角川文庫(全3巻)
[1]春雷、[2]夏雲、[3]秋雨
12 傍聞き 長岡弘樹 双葉社
13 決壊 平野啓一郎 新潮社(上/下)
14 きのうの世界 恩田 陸 講談社
14 芝浜謎噺 愛川 晶 原書房
14 ありふれた死因 芦川澄子 東京創元社
17 TOKYO BLACKOUT 福田和代 東京創元社
18 聖女の救済 東野圭吾 文藝春秋
19 聖域 大倉崇裕 東京創元社
20 退出ゲーム 初野 晴 角川文庫
20 倒立する塔の殺人 皆川博子 理論社

今日はこの本を読みました。

 
 ERのリアルワールドへようこそ! 知識や技術だけでは戦えない時間外診療。日本の救急を本当に支えている、各科当直医・開業医・研修医の先生に役立つTipsを、アカデミックでない内容も盛り込んで網羅する。


医学的な禁忌事項とかかと思ったら,夜中にコンビ二感覚で受診する人たち,待合室で待てないと騒ぐあるご職業の人などへの対処法がかいてあったりして面白く読んでしまいました。

とりあえず 今までの短い当直人生で大きなトラブルに巻き込まれなかったのは。

ただひたすらラッキーだったのかもしれません。結構本に書いてあるようなことに似たようなことはありましたが,禁忌は踏んでなかったみたいで。本能的に察知していたのでしょうか。

年賀状

2007年11月8日 読書
今年も発注が多くて。
プライベートはミッキーにしようかと,これを。ネズミですし。

そしてノーマルな「おしゃれ年賀状」も買ってみました。
さて今日は100枚祖父の発注ものを作成しました。

幸福な食卓

2007年8月26日 読書
新幹線で読むために買いました。映画化されてて,ミスチルが主題歌だったということしか知りませんでしたが,内容的にはさらっとしてるというか,悪く言えば浅い,薄い感じを受けます。新人作家の処女作っぽい感じです。

でもテーマは良いかもしれませんので,映画はうまく作れば結構いい感じだと。

楽園

2007年8月24日 読書 コメント (3)
あの模倣犯の続き。

ということで,この前の模倣犯は買ってすぐ,徹夜状態で読みふけったのですが,これは上巻の途中でちゃんと寝ました。

年のせい?いえいえ,やはり,内容のひきつけられ度が違います。暇さえあれば読みたいな,という展開でないのが残念です。

今日続きを読みます。

ISBN:4163262407 単行本 宮部 みゆき 文藝春秋 2007/08 ¥1,700


2007年このミス
1 警官の血 佐々木 譲 新潮文庫(上/下)
2 赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 創元推理文庫
3 女王国の城 有栖川有栖 東京創元社
4 果断 今野 敏 新潮文庫
5 首無の如き祟るもの 三津田信三 講談社文庫
6 離れた家 山沢晴雄 日本評論社
7 サクリファイス 近藤史恵 新潮文庫
8 楽園 宮部みゆき 文春文庫(上/下)
9 夕陽はかえる 霞 流一 早川書房
10 X橋付近 高城 高 創元推理文庫
荒蝦夷刊の初版収録作品は
高城高全集2~4に分散収録。
10 インシテミル 米澤穂信 文春文庫
12 密室殺人ゲーム王手飛車取り 歌野晶午 講談社文庫
13 バッド・チューニング 飯野文彦 早川書房
14 悪果 黒川博行 角川文庫
15 マルドゥック・ヴェロシティ 冲方 丁 早川文庫JA(I~III)
16 密室キングダム 柄刀 一 光文社文庫
17 悪人 吉田修一 朝日文庫(上/下)
18 心臓と左手 石持浅海 光文社文庫
19 片眼の猿 道尾秀介 新潮文庫
19 中庭の出来事 恩田 陸 新潮文庫

夜明けの街で

2007年8月11日 読書
家に転がっていました。

あらすじ
渡部の働く会社に、派遣社員の仲西秋葉がやって来たのは、去年のお盆休み明けだった。僕の目には若く見えたが、彼女は31歳だった。その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。殺人現場に倒れていた秋葉は真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫いてきた。犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。果たして秋葉は罪を犯したのか。まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・。  


帯にも最高傑作とか書いていて期待させられましたが。

期待はずれでした。まず,ミステリー部分のところですが,事件の真相自体がええっそれだけですか?みたいな感じ。

そして不倫部分。この不倫はなんかしょうもないなあ,と思ってしまって。小説内の不倫やってる当人はドキドキしてるかもしれないけど,この小説の主人公にも相手の女にも何か思い入れがない,相手のどこが良くて引かれてるのか全く理解不能。性欲だけなの???私は不倫は激しい反対派でもないし,賛成派でもありませんが,これはいただけない。小説をよく読む都合上,不倫というのは結構出てきますので,読む分には文才があれば楽しめるものと思ってます。

いやあ買わなくて良かった。つまんないので1時間ほどで超速読してしまいました。当たり外れ大きすぎ,なのか,東野圭吾は私には合わないのかどっちなんだろう?

ISBN:4048737880 単行本 東野 圭吾 角川書店 2007/07 ¥1,680 
プールサイドで読みました。

ラストの衝撃,とか 内容は詳しくかけません,トリックにふれてしまうからということを帯には書いてありましたが,確かに感想は詳しくかけません。

このミステリーがすごいのランキングに入ってたものだったので期待してました。

ちょっとネタバレ。
ラストの衝撃というかトリック自体は文章の大部分を占める主人公の会話の言葉遣いが妙に気になっていて,結末には「やっぱりね」という感じでした。
最後に一気に今までのことを主人公が語ってネタバレなのですけど,読者に対して説明くさい感じがして。

あまり期待しすぎるのは良くないかも。

2,3度と読みたくなるという話は本当です。でも読み返すと何かドンドン後味悪くなります。
ISBN:4167733013 文庫 歌野 晶午 文藝春秋 2007/05 ¥660
2003
1 生首に聞いてみろ 法月綸太郎 角川文庫
2 アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 創元推理文庫
3 天城一の密室犯罪学教程 天城 一 日本評論社
4 THE WRONG GOODBYE
ロング・グッドバイ 矢作俊彦 角川文庫
5 銀輪の覇者 斎藤 純 ハヤカワ文庫JA(上/下)
6 硝子のハンマー 貴志祐介 角川文庫
7 暗黒館の殺人 綾辻行人 講談社文庫(一~四)
8 犯人に告ぐ 雫井脩介 双葉文庫
9 臨場 横山秀夫 光文社文庫
10 紅楼夢の殺人 芦辺 拓 文春文庫
11 螢 麻耶雄嵩 幻冬舎文庫
12 イニシエーション・ラブ 乾 くるみ 文春文庫
13 サウダージ 垣根涼介 文春文庫
13 裸者と裸者 打海文三 角川文庫(上/下)
15 Q&A 恩田 陸 幻冬舎文庫
16 チルドレン 伊坂幸太郎 講談社文庫
17 Fake(フェイク) 五十嵐貴久 幻冬舎文庫
18 キマイラの新しい城 殊能将之 講談社文庫
18 グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川文庫
20 薔薇密室 皆川博子 講談社(絶版)
20 さよなら妖精 米澤穂信 創元推理文庫

感染

2007年8月5日 読書
移植もウイルスも専門外なのですが,内容的にはうすっぺらーい感じが。どうもこの作家の第一作らしいので当然といえば当然なのかも。飛行機のなかであっという間に読めました。古本屋行き。

ISBN:4094080465 文庫 仙川 環 小学館 2005/08/05 ¥580

おとながい

2007年7月25日 読書
こんなの買うこと自体大人ではありませんが。

山田太郎ものがたりと,探偵学園Qを買いました。
お腹の大きい妊婦もおうちにいるので,大変歓んでいます。
私は山田太郎の1巻を読んだだけですが,ドラマより面白いかも。

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