白夜行の続編ということで比較すると。
この本に出てくる美冬という女性は白夜行の雪穂よりも相当の悪女です。
雪穂と亮二はそこそこギブアンドテイクかと思いましたが、美冬にとっては雅也はステップアップの道具に過ぎないようですし。
白夜行は二人のやってること(犯罪)は周りの被害者の視点で書かれていましたが、今回は「ご親切に」やっていることの過程が説明されているので余計たちが悪い。
やっぱり読んでて気分悪いかも。
といいつつ、結局、5時間ほどで読み上げてしまいました。
読んでしまうというのはやはり作者の筆力のすごさなんでしょうか。
ISBN:4087746682 単行本 東野 圭吾 集英社 2004/01 ¥1,890
この本に出てくる美冬という女性は白夜行の雪穂よりも相当の悪女です。
雪穂と亮二はそこそこギブアンドテイクかと思いましたが、美冬にとっては雅也はステップアップの道具に過ぎないようですし。
白夜行は二人のやってること(犯罪)は周りの被害者の視点で書かれていましたが、今回は「ご親切に」やっていることの過程が説明されているので余計たちが悪い。
やっぱり読んでて気分悪いかも。
といいつつ、結局、5時間ほどで読み上げてしまいました。
読んでしまうというのはやはり作者の筆力のすごさなんでしょうか。
ISBN:4087746682 単行本 東野 圭吾 集英社 2004/01 ¥1,890
東野圭吾の本は
白夜行 集英社文庫
変身 講談社文庫
分身 集英社文庫
どちらかが彼女を殺した 講談社文庫
秘密 文春文庫
私が彼を殺した 講談社文庫
ゲームの名は誘拐 光文社文庫
殺人の門 長編 2003/08 角川書店
を読んできました。まずはじめに読んだのが文庫化されてすぐの2002ごろの白夜行。この作家はすごい、と感心して、色々、上に書いたようなものを読んだのですが、内容がしっくり来ない。最後に読んだ、ハードカバーの「殺人の門」があまりに気分が悪くて、好きじゃなく安く売り払ってしまった。
手紙 長編 2003/03 毎日新聞社
幻夜 長編 2004/01 集英社
を読みたいなあ、と思いつつ、また、ハードカバーでこけるの嫌かも、と思って読むのをやめていたけど、今回直木賞もとったし、ということで、読んでみました。
ミステリーとかのトリックを考えるのが好きな私は、最初に途中でトリックに気づきかけて、結構惰性でページを繰っていたのです。が、その動機というかきっかけのあたりで指が止まり、「なるほど、これが純愛ってやつね」と思ったわけです。でも、全然、共感できません。なにしろ、純愛嫌いだから。
白夜行のほうが直木賞とか、賞をとれそうなつくりだと思ったのですが、また東野圭吾の本を読み始めるきっかけにはなりそうで、幻夜、手紙、読んでみようかと思います。
ISBN:4163238603 単行本 東野 圭吾 文藝春秋 2005/08/25 ¥1,680
2005年このミス
1 容疑者Xの献身 東野圭吾 文春文庫
2 扉は閉ざされたまま 石持浅海 祥伝社文庫
3 震度0 横山秀夫 朝日文庫
4 愚か者死すべし 原 りょう ハヤカワ文庫JA
5 神様ゲーム 麻耶雄嵩 講談社
6 シリウスの道 藤原伊織 文春文庫(上/下)
7 ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 文春文庫
8 犬はどこだ 米澤穂信 創元推理文庫
8 島崎警部のアリバイ事件簿 天城 一 日本評論社
10 うたう警官 佐々木 譲 角川春樹事務所(絶版)
10 最後の願い 光原百合 光文社文庫
12 死神の精度 伊坂幸太郎 文春文庫
12 痙攣的 鳥飼否宇 光文社文庫
14 三百年の謎匣 芦辺 拓 早川書房
14 ニッポン硬貨の謎 北村 薫 創元推理文庫
16 シャングリ・ラ 池上永一 角川文庫(上/下)
17 モーダルな事象 奥泉 光 文春文庫
18 審判 深谷忠記 徳間文庫
19 弥勒の掌 我孫子武丸 文春文庫
20 少女には向かない職業 桜庭一樹 創元推理文庫
20 隠蔽捜査 今野 敏 新潮文庫
白夜行 集英社文庫
変身 講談社文庫
分身 集英社文庫
どちらかが彼女を殺した 講談社文庫
秘密 文春文庫
私が彼を殺した 講談社文庫
ゲームの名は誘拐 光文社文庫
殺人の門 長編 2003/08 角川書店
を読んできました。まずはじめに読んだのが文庫化されてすぐの2002ごろの白夜行。この作家はすごい、と感心して、色々、上に書いたようなものを読んだのですが、内容がしっくり来ない。最後に読んだ、ハードカバーの「殺人の門」があまりに気分が悪くて、好きじゃなく安く売り払ってしまった。
手紙 長編 2003/03 毎日新聞社
幻夜 長編 2004/01 集英社
を読みたいなあ、と思いつつ、また、ハードカバーでこけるの嫌かも、と思って読むのをやめていたけど、今回直木賞もとったし、ということで、読んでみました。
ミステリーとかのトリックを考えるのが好きな私は、最初に途中でトリックに気づきかけて、結構惰性でページを繰っていたのです。が、その動機というかきっかけのあたりで指が止まり、「なるほど、これが純愛ってやつね」と思ったわけです。でも、全然、共感できません。なにしろ、純愛嫌いだから。
白夜行のほうが直木賞とか、賞をとれそうなつくりだと思ったのですが、また東野圭吾の本を読み始めるきっかけにはなりそうで、幻夜、手紙、読んでみようかと思います。
ISBN:4163238603 単行本 東野 圭吾 文藝春秋 2005/08/25 ¥1,680
2005年このミス
1 容疑者Xの献身 東野圭吾 文春文庫
2 扉は閉ざされたまま 石持浅海 祥伝社文庫
3 震度0 横山秀夫 朝日文庫
4 愚か者死すべし 原 りょう ハヤカワ文庫JA
5 神様ゲーム 麻耶雄嵩 講談社
6 シリウスの道 藤原伊織 文春文庫(上/下)
7 ベルカ、吠えないのか? 古川日出男 文春文庫
8 犬はどこだ 米澤穂信 創元推理文庫
8 島崎警部のアリバイ事件簿 天城 一 日本評論社
10 うたう警官 佐々木 譲 角川春樹事務所(絶版)
10 最後の願い 光原百合 光文社文庫
12 死神の精度 伊坂幸太郎 文春文庫
12 痙攣的 鳥飼否宇 光文社文庫
14 三百年の謎匣 芦辺 拓 早川書房
14 ニッポン硬貨の謎 北村 薫 創元推理文庫
16 シャングリ・ラ 池上永一 角川文庫(上/下)
17 モーダルな事象 奥泉 光 文春文庫
18 審判 深谷忠記 徳間文庫
19 弥勒の掌 我孫子武丸 文春文庫
20 少女には向かない職業 桜庭一樹 創元推理文庫
20 隠蔽捜査 今野 敏 新潮文庫
神はサイコロを振らない
2006年2月19日 読書
ドラマの原作本ですが、どうも、「待つ」のが嫌いな私は、原作があると聞けば先に読んでしまう傾向にあります。前回の旅行の友の選考にもれ、本日の当直の友となりました。
10年前に破片も1つも見つからないまま、墜落と思われていた飛行機が10年後に空港にそのままの姿で出現、しかも、乗客乗員は10年分歳をとっていなくて、昔の姿のまま、でも、3日後には再び姿を消す・・・・
というのが原作のほう。ドラマは10日間です。
ドラマより登場人物が多い、そして、主人公などの設定が男女逆だったりして、ドラマとは別物として楽しむことが出来ました。前回放送の男の子のお父さんがホームレスで、引っ張り出してくる所など、ドラマと違って、市の職員ががんばっていたり、どうせ、3日にち限定だし、と罪を重ねる乗客たちに振り回されるコミケにはまっているやる気のない婦人警官が出てくるとか、政治家が出てきたりとか。
主人公はドラマの小林聡美のほうがぐーんと、魅力的だし、設定も分かりやすい。でも、乗客が原作のほうが多い分だけドラマはある。
どっちも面白い。
そして、例により、最後の辺りで号泣。ああ、当直のときに泣き作品読むんじゃなかった、と思ったら、全く夜中呼ばれず、でした。
ISBN:4122046238 文庫 大石 英司 中央公論新社 2005/12 ¥620
10年前に破片も1つも見つからないまま、墜落と思われていた飛行機が10年後に空港にそのままの姿で出現、しかも、乗客乗員は10年分歳をとっていなくて、昔の姿のまま、でも、3日後には再び姿を消す・・・・
というのが原作のほう。ドラマは10日間です。
ドラマより登場人物が多い、そして、主人公などの設定が男女逆だったりして、ドラマとは別物として楽しむことが出来ました。前回放送の男の子のお父さんがホームレスで、引っ張り出してくる所など、ドラマと違って、市の職員ががんばっていたり、どうせ、3日にち限定だし、と罪を重ねる乗客たちに振り回されるコミケにはまっているやる気のない婦人警官が出てくるとか、政治家が出てきたりとか。
主人公はドラマの小林聡美のほうがぐーんと、魅力的だし、設定も分かりやすい。でも、乗客が原作のほうが多い分だけドラマはある。
どっちも面白い。
そして、例により、最後の辺りで号泣。ああ、当直のときに泣き作品読むんじゃなかった、と思ったら、全く夜中呼ばれず、でした。
ISBN:4122046238 文庫 大石 英司 中央公論新社 2005/12 ¥620
例により内容まるわかりかも。以下、読もうと言う人は読まないでください。
1.泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
2.父に自殺された青年は神に憧れる。
3.女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
4.職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
この4つの物語が交錯する、と帯に描いてました。
何のこと?と思ったら、うまい具合に人生が絡み合っているのです。時間軸のズレを用いながら。
泥棒する男は、物語の冒頭で、2の青年にすれ違っているし、4の職を失った男は3の女性カウンセラーに出会ってるし。2と4は最後のほうに出会うし。1が再会した友人は3の女性の夫だし。
うまーい具合に絡み合ってて、「巧い」作品でした。
こういう文章書ける人はうらやましいなあ。
ISBN:4101250227 文庫 伊坂 幸太郎 新潮社 2005/04 ¥660
1.泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。
2.父に自殺された青年は神に憧れる。
3.女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。
4.職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。
この4つの物語が交錯する、と帯に描いてました。
何のこと?と思ったら、うまい具合に人生が絡み合っているのです。時間軸のズレを用いながら。
泥棒する男は、物語の冒頭で、2の青年にすれ違っているし、4の職を失った男は3の女性カウンセラーに出会ってるし。2と4は最後のほうに出会うし。1が再会した友人は3の女性の夫だし。
うまーい具合に絡み合ってて、「巧い」作品でした。
こういう文章書ける人はうらやましいなあ。
ISBN:4101250227 文庫 伊坂 幸太郎 新潮社 2005/04 ¥660
適当かもしれないあらすじ。
東京郊外の小学校が廃校になることになり、小学校6年生のときに埋めたタイムカプセルを掘り返すため、26年ぶりに元同級生に再会。タイムカプセルを埋めようと提案してくれた先生は、不倫の果てに殺害され、この世にいない。ちょうど、40歳直前に亡くなっている。
その先生がタイムカプセルに入れてくれた手紙は、すでに自分がタイムカプセルを開けるときにこの世にいないことを知っているような内容で、
「皆さんの40歳はどうですか?
あなたたちは今幸せですか?」と問いかえられる。
かつての同級生達は皆40目前。それぞれ、仕事や家庭を持ち、色々な問題を抱えている。かつて見ていた夢は夢で、それぞれ厳しい現実に向き合っている。
主要な登場人物がドラえもんの登場人物になぞらえられていて、「勉強の出来るのび太」と言われていた、克也、「ジャイアン」と言われてたガキ大将の徹夫、克也が好きだったけど、結局徹夫と結婚した、「しずかちゃん」的な真理子。再会して、実は克也と真理子が昔両思いだったことに気づいたり、離婚直前の徹夫と真理子は必死に仲のいい夫婦を演じたりする。
タイムカプセルを開けようと提案したのはほんの一ヶ月だけ同じクラスだった、今は体の調子が悪くて、入退院を繰り返している杉本が「スネ夫」。中学校からは養護学級に移った、天真爛漫な子供のままの浩平が「ドラえもん」。あと一人、小学校のときに女子のなかで勉強が出来て、一人だけ私立に行った淳子は、今は落ち目の予備校講師、しずかちゃんの友達、というアニメにいないポジション。
再会によって色々起こる出来事がつづられている。
この6人とその家族を中心に話が展開されるが、最後の結末が暗くなくて、前向きで希望が持てる感じ。
あと、これだけキャラが立ってたら「ドラマ化」もありかな。
ISBN:416766903X 文庫 重松 清 文藝春秋 2005/12 ¥660
東京郊外の小学校が廃校になることになり、小学校6年生のときに埋めたタイムカプセルを掘り返すため、26年ぶりに元同級生に再会。タイムカプセルを埋めようと提案してくれた先生は、不倫の果てに殺害され、この世にいない。ちょうど、40歳直前に亡くなっている。
その先生がタイムカプセルに入れてくれた手紙は、すでに自分がタイムカプセルを開けるときにこの世にいないことを知っているような内容で、
「皆さんの40歳はどうですか?
あなたたちは今幸せですか?」と問いかえられる。
かつての同級生達は皆40目前。それぞれ、仕事や家庭を持ち、色々な問題を抱えている。かつて見ていた夢は夢で、それぞれ厳しい現実に向き合っている。
主要な登場人物がドラえもんの登場人物になぞらえられていて、「勉強の出来るのび太」と言われていた、克也、「ジャイアン」と言われてたガキ大将の徹夫、克也が好きだったけど、結局徹夫と結婚した、「しずかちゃん」的な真理子。再会して、実は克也と真理子が昔両思いだったことに気づいたり、離婚直前の徹夫と真理子は必死に仲のいい夫婦を演じたりする。
タイムカプセルを開けようと提案したのはほんの一ヶ月だけ同じクラスだった、今は体の調子が悪くて、入退院を繰り返している杉本が「スネ夫」。中学校からは養護学級に移った、天真爛漫な子供のままの浩平が「ドラえもん」。あと一人、小学校のときに女子のなかで勉強が出来て、一人だけ私立に行った淳子は、今は落ち目の予備校講師、しずかちゃんの友達、というアニメにいないポジション。
再会によって色々起こる出来事がつづられている。
この6人とその家族を中心に話が展開されるが、最後の結末が暗くなくて、前向きで希望が持てる感じ。
あと、これだけキャラが立ってたら「ドラマ化」もありかな。
ISBN:416766903X 文庫 重松 清 文藝春秋 2005/12 ¥660
消しゴム版画と独特のコラムを書いてたナンシー関さんという人がいました。週刊文春を読んでいたら、ナンシー<小>関の顔面スタンプ手帖、という記事を発見。本は昔のナンシー関さんの著作です。
ナンシー関さんは2002年に亡くなったのでそれ以降の芸能やTVを斬ってくれてないのです。記事ではその<小>関さんと言う人の版画が載せられていて、最近の人物のことを、顔とともに一言、彫ってあるのです。それがくすっと笑える。
でもナンシー関のような、笑える批評を書ける人は現れないでしょうかね。なかなかぐっと来るものを書く人に会えない。文春と朝日の連載を読むのが楽しみだったのですが。
ナンシー関さんは2002年に亡くなったのでそれ以降の芸能やTVを斬ってくれてないのです。記事ではその<小>関さんと言う人の版画が載せられていて、最近の人物のことを、顔とともに一言、彫ってあるのです。それがくすっと笑える。
でもナンシー関のような、笑える批評を書ける人は現れないでしょうかね。なかなかぐっと来るものを書く人に会えない。文春と朝日の連載を読むのが楽しみだったのですが。
最近、ブログをめぐっていて、密かに私が突っ込みいれつつ読んでた、とある「文学」が巷で話題だと知りました。
その名は「愛の流刑地」作者:渡辺淳一
かの有名な失楽園の作者です。
私は新聞の連載小説を割とぱらぱら読んでるほうなのですが、この作品が始まる前の高村薫の「新リア王」が何だか、新聞側ともめたらしく、途中で終わってしまったんです。そのお詫びに続けて、明日からは「愛の流刑地」通称愛ルケが始まります、と書いてあったので何気なく読んだのですが。
この日経読んだことある人はご存知でしょうが、思いっきり一面に載っているのです、思いっきり性描写が。あの失楽園ワールドを思い出させる性描写が。
そして、最初のころは何とも思わなかった挿絵も少しエロスを感じるものになっていて、こりゃ、電車の中とかじゃ読めないな、と思ったり。
内容は「にっけいしんぶん新聞」というブログに詳しいので是非興味のある方は読んでみてください。
私のあらすじダイジェストですと、
55歳の元売れっ子作家(今も作家だが、売れてない)が、自分のかつての作品のファンだと言う人妻(3人子持ち)と不倫して、快楽に溺れていく。と言うのが2004年11月から2005年8月末まで延々、ねっとりした性描写とともに連載。
で、8月末ごろの連載で、情事の最中に人妻が「殺して」というので、頚を閉めて殺害。死体のそばで色々する描写が続き、9月半ばくらいの連載でやっと通報。
それから情事の殺人罪の被告人として、拘置所の中で人妻を思い出しては**したりしながら、そうこうしているうちに裁判になって、弁護側は「嘱託殺人」の決定的証拠となる録音を提出、深く愛し合うふたりの声が、法廷に流されたり。そして、罪を追求する側の検事が女性なのですが、気に入らない反論をされて妄想で@@@したり。
もうむちゃくちゃです。
で、最近の元作家氏は「法廷で判決に大きな声を上げて反論したり」したのですが、なぜかそれを「かっこよかったよ、親父」と実の息子が面会に来て言ったりするのです。
今月いっぱいで終りだそうですが、どうやって終りにするんでしょう。
で、うそを書くのもねと思って、調べてたら、何と映画化というお話まで、発見しました。
すごい。
その名は「愛の流刑地」作者:渡辺淳一
かの有名な失楽園の作者です。
私は新聞の連載小説を割とぱらぱら読んでるほうなのですが、この作品が始まる前の高村薫の「新リア王」が何だか、新聞側ともめたらしく、途中で終わってしまったんです。そのお詫びに続けて、明日からは「愛の流刑地」通称愛ルケが始まります、と書いてあったので何気なく読んだのですが。
この日経読んだことある人はご存知でしょうが、思いっきり一面に載っているのです、思いっきり性描写が。あの失楽園ワールドを思い出させる性描写が。
そして、最初のころは何とも思わなかった挿絵も少しエロスを感じるものになっていて、こりゃ、電車の中とかじゃ読めないな、と思ったり。
内容は「にっけいしんぶん新聞」というブログに詳しいので是非興味のある方は読んでみてください。
私のあらすじダイジェストですと、
55歳の元売れっ子作家(今も作家だが、売れてない)が、自分のかつての作品のファンだと言う人妻(3人子持ち)と不倫して、快楽に溺れていく。と言うのが2004年11月から2005年8月末まで延々、ねっとりした性描写とともに連載。
で、8月末ごろの連載で、情事の最中に人妻が「殺して」というので、頚を閉めて殺害。死体のそばで色々する描写が続き、9月半ばくらいの連載でやっと通報。
それから情事の殺人罪の被告人として、拘置所の中で人妻を思い出しては**したりしながら、そうこうしているうちに裁判になって、弁護側は「嘱託殺人」の決定的証拠となる録音を提出、深く愛し合うふたりの声が、法廷に流されたり。そして、罪を追求する側の検事が女性なのですが、気に入らない反論をされて妄想で@@@したり。
もうむちゃくちゃです。
で、最近の元作家氏は「法廷で判決に大きな声を上げて反論したり」したのですが、なぜかそれを「かっこよかったよ、親父」と実の息子が面会に来て言ったりするのです。
今月いっぱいで終りだそうですが、どうやって終りにするんでしょう。
で、うそを書くのもねと思って、調べてたら、何と映画化というお話まで、発見しました。
すごい。
若年性アルツハイマーのお話です。主人公は50歳、妻と、もうすぐ嫁に行く、娘がいる。最初は年のせいで物忘れかな?と思っていたが、徐々に日常生活に支障がみられ、病院にいって診断を下される・・・
最後まで読んで、私が学生のとき友人と共同執筆した、作品を思い出しました。
私の読書感想文は大体において、ストーリーに関わることが入っていますので以下、注意。
アルジャーノンみたいな、日記文章が差し込まれ、「誤植?」というような誤字脱字が混じっている。日記の文章や、本文で、主人公が通う陶芸家にはちゃんとお金を払っているのに、自信のない主人公は毎回「払ってますか?」と聞き、まだいただいてません、と先生がいい、何度もお金とられたりする、切ないエピソード。
会社では病名を隠し、忘れないようにメモでポケットをいっぱいにしながら、仕事をしてたのに。飲んでいる薬を会社の人に見られ、病気がばれて、早期退職促されたりするエピソード。
病気の主人公からすれば、やるせないエピソードが多い。
そんな中、妻が一生懸命、彼を支えている。嫁に行く娘は臨月でもあるので、病気を隠してたが、結婚式の日に、嫁の夫にはばれてしまい、それを娘に一生懸命隠してくれる、娘婿もすばらしいし、出産後病気を分しった娘も短い描写ながら、この主人公がすばらしい家族に恵まれていることがわかった。
やはり当直中に泣ける本はやばい。
映画化されるようで、主人公、渡辺謙、妻、樋口可南子みたい。
いいんじゃない?
ISBN:4334924468 単行本 荻原 浩 光文社 2004/10/20 ¥1,575
最後まで読んで、私が学生のとき友人と共同執筆した、作品を思い出しました。
私の読書感想文は大体において、ストーリーに関わることが入っていますので以下、注意。
アルジャーノンみたいな、日記文章が差し込まれ、「誤植?」というような誤字脱字が混じっている。日記の文章や、本文で、主人公が通う陶芸家にはちゃんとお金を払っているのに、自信のない主人公は毎回「払ってますか?」と聞き、まだいただいてません、と先生がいい、何度もお金とられたりする、切ないエピソード。
会社では病名を隠し、忘れないようにメモでポケットをいっぱいにしながら、仕事をしてたのに。飲んでいる薬を会社の人に見られ、病気がばれて、早期退職促されたりするエピソード。
病気の主人公からすれば、やるせないエピソードが多い。
そんな中、妻が一生懸命、彼を支えている。嫁に行く娘は臨月でもあるので、病気を隠してたが、結婚式の日に、嫁の夫にはばれてしまい、それを娘に一生懸命隠してくれる、娘婿もすばらしいし、出産後病気を分しった娘も短い描写ながら、この主人公がすばらしい家族に恵まれていることがわかった。
やはり当直中に泣ける本はやばい。
映画化されるようで、主人公、渡辺謙、妻、樋口可南子みたい。
いいんじゃない?
ISBN:4334924468 単行本 荻原 浩 光文社 2004/10/20 ¥1,575
ネタばればれ読書感想文
2005年12月19日 読書当直は10時まで忙しくて、12時以降、呼ばれなかったため時間はたっぷりありました。
1、東京タワー 10-1時くらいで読破。
リリーフランキーは水10・ココリコミラクルタイプにでてる何をしてるか分からないおじさん、と言う感じでしたが、これを読んで、かなり見直しました。リリーフランキーの子供のころからのことが書いてあるだけの話なのですが、「親孝行しよう」って思い、本当に泣けました。まあ私は、単純に親子愛に弱いんですけど。
ネタばれあるので、ご注意。
最初はオトンとオカンと一緒に暮らせていたのに、オカンだけになって、時々オトンには会えるし、別に離婚すると言いながら二人は離婚しない、でも一緒には暮らさない。そういうふしぎな間柄なのです。だから、サブタイトルがそうなのか、と納得。オカンとの暮らしを少年は15歳でやめて、高校から別府→大学は東京とお母さんとずっと離れて暮らし、仕事がなんとなく軌道にのり始め、お母さんが少し弱ってきたころに、東京で10年以上ぶりにお母さんと一緒に暮らすようになるんです。私も状況は違いますが、大学進学と同時に親と離れて、10年ぶりに親元に戻ってきて、最初はいいもんだなあ、と思うんだけど、何となくいるのが普通になって時々疎ましくて・・・という心境の変化がわかるわかる、共感。
そのリリーフランキーのお母さんがすごく料理上手で、仕事仲間やなにやらたくさん集まって、オトンとも時々会ったりしてたのですが・・・という生活を淡々と描いてて。もちろんここぞと言うところも泣けますが、少年時代の出来事などの途中でもふっと、涙腺緩む感じがあったりして、泪目族にはたまらない1冊。当直中に読むもんじゃないですね。ベストセラー関係の本の中では近年まれに見る当たりだと思いました。
2、ハッピーバースデー
もともと児童図書だったのを加筆修正したようなので、展開が分かりやすい、というか、人物が物分りが良すぎる感じが、とんとん拍子過ぎて・・・という難点はあるものの、なかなか。
これも親子ものなので泪目。1時間半もあれば読めるので立ち読みに通えばいいかも。
帯に書いてあるので分かりやすいですが、これは虐待の話です。
話の半分くらいまでネタばれ、あすかには直人というお兄ちゃんがいます。お兄ちゃんは賢くて私立に行っていて、ママには自慢の子。ママはあすかを生まなければ良かった、と本人にもおにいちゃんにも聞こえるようにいい、あすかが愛されてないことをお兄ちゃんも知っててからかう。ママの言葉や兄ちゃんのいうことに傷つくとのどが赤黒くなるほど、頚をつねって耐える。ある日、あすかは声が出なくなり(心因性)、若いけどしっかりした担任の先生があすかママに「愛してあげて」というけど聞かない。でもなぜか、お兄ちゃんが改心して、ママに「なぜあすかをいじめるのか」という。ママは溺愛してる息子にそういわれていっそう、あすかが憎い。あすかは環境を変えるため、ママのやさしい祖父母のとこに行き、強くなって帰ってくる。その描写の中であすかママと祖父母の親子関係にも少し問題があったことが分かる。で、あすかはママのもとへ声が出るようになってかえってくるのですが・・・
本を読みなれてる人は「ああ、あすかママも愛情不足か」と思うはずなので分かりやすいことこの上なしですが、この後の話の展開もさすが、児童図書、という感じです。しかし、あすかママも、他にも回りに愛されなかった子供だった人とか出てきて、心が痛くなって泣いてしまいました。それと私にとっては私の妹があすかママに重なってしまって、心が痛くなりました。
1、東京タワー 10-1時くらいで読破。
リリーフランキーは水10・ココリコミラクルタイプにでてる何をしてるか分からないおじさん、と言う感じでしたが、これを読んで、かなり見直しました。リリーフランキーの子供のころからのことが書いてあるだけの話なのですが、「親孝行しよう」って思い、本当に泣けました。まあ私は、単純に親子愛に弱いんですけど。
ネタばれあるので、ご注意。
最初はオトンとオカンと一緒に暮らせていたのに、オカンだけになって、時々オトンには会えるし、別に離婚すると言いながら二人は離婚しない、でも一緒には暮らさない。そういうふしぎな間柄なのです。だから、サブタイトルがそうなのか、と納得。オカンとの暮らしを少年は15歳でやめて、高校から別府→大学は東京とお母さんとずっと離れて暮らし、仕事がなんとなく軌道にのり始め、お母さんが少し弱ってきたころに、東京で10年以上ぶりにお母さんと一緒に暮らすようになるんです。私も状況は違いますが、大学進学と同時に親と離れて、10年ぶりに親元に戻ってきて、最初はいいもんだなあ、と思うんだけど、何となくいるのが普通になって時々疎ましくて・・・という心境の変化がわかるわかる、共感。
そのリリーフランキーのお母さんがすごく料理上手で、仕事仲間やなにやらたくさん集まって、オトンとも時々会ったりしてたのですが・・・という生活を淡々と描いてて。もちろんここぞと言うところも泣けますが、少年時代の出来事などの途中でもふっと、涙腺緩む感じがあったりして、泪目族にはたまらない1冊。当直中に読むもんじゃないですね。ベストセラー関係の本の中では近年まれに見る当たりだと思いました。
2、ハッピーバースデー
もともと児童図書だったのを加筆修正したようなので、展開が分かりやすい、というか、人物が物分りが良すぎる感じが、とんとん拍子過ぎて・・・という難点はあるものの、なかなか。
これも親子ものなので泪目。1時間半もあれば読めるので立ち読みに通えばいいかも。
帯に書いてあるので分かりやすいですが、これは虐待の話です。
話の半分くらいまでネタばれ、あすかには直人というお兄ちゃんがいます。お兄ちゃんは賢くて私立に行っていて、ママには自慢の子。ママはあすかを生まなければ良かった、と本人にもおにいちゃんにも聞こえるようにいい、あすかが愛されてないことをお兄ちゃんも知っててからかう。ママの言葉や兄ちゃんのいうことに傷つくとのどが赤黒くなるほど、頚をつねって耐える。ある日、あすかは声が出なくなり(心因性)、若いけどしっかりした担任の先生があすかママに「愛してあげて」というけど聞かない。でもなぜか、お兄ちゃんが改心して、ママに「なぜあすかをいじめるのか」という。ママは溺愛してる息子にそういわれていっそう、あすかが憎い。あすかは環境を変えるため、ママのやさしい祖父母のとこに行き、強くなって帰ってくる。その描写の中であすかママと祖父母の親子関係にも少し問題があったことが分かる。で、あすかはママのもとへ声が出るようになってかえってくるのですが・・・
本を読みなれてる人は「ああ、あすかママも愛情不足か」と思うはずなので分かりやすいことこの上なしですが、この後の話の展開もさすが、児童図書、という感じです。しかし、あすかママも、他にも回りに愛されなかった子供だった人とか出てきて、心が痛くなって泣いてしまいました。それと私にとっては私の妹があすかママに重なってしまって、心が痛くなりました。
明日、半日直と当直なのですが、何でもこの辺り、暴風雪注意報が出ているので、もしかしたら、家に帰ることも出来ず、病院にずっと行けないかもしれないので、この本も買ってみました。ひら積みされたもので「買ってよかった」という単行本になかなか出会えないのですが、明日、東京タワーとともに愉しんで読もうと思います。大雪の日は患者さんもほんとに来ないので。平地の遠い病院にみんな行くようです。
ISBN:432307056X 単行本 吉富 多美 金の星社 2005/04/18 ¥1,260
ISBN:432307056X 単行本 吉富 多美 金の星社 2005/04/18 ¥1,260
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
2005年12月17日 読書
リリーフランキーさんって、ココリコミラクルタイプでちょっと面白い発言する人、としか思ってなかったのですが、本業はこういうことだったとは。
話題なので購入。感想は後ほど。
ISBN:4594049664 単行本 リリー・フランキー 扶桑社 2005/06/28 ¥1,575
話題なので購入。感想は後ほど。
ISBN:4594049664 単行本 リリー・フランキー 扶桑社 2005/06/28 ¥1,575
今日は純粋に日記。
今日は外来日でしたが、火曜日はいつもどおりそれほど忙しくはなく、一人ひとりとペースを落として話をすることが出来ました。
電子カルテにのパソコンのキーボードを破壊的に叩く子供や、舌圧子を異常にほしがる子供、その間隙をぬって診察を行なうので、自然と声を張って診察してたら、ガラガラになりました。
今日の肝っ玉。1歳女児、走り回っていてこけて、ドアで頭をぶつけ、あまりの音の大きさにびっくりしたので、
「大丈夫ですか」と母に言うと
「音の割りに、すぐ泣きもせず、また走ってるから大丈夫、気にしなくていいです」と豪快に言われた。そして子供も豪快に走っていた。
午後は発達のフォローなどの子をゆっくりと見て、あとは小児科の検査、処置の看護師向けマニュアルを地道に作って一日が終わりました。
自宅に帰ってからは重松清の「きよしこ」を読みながら、「リンカーン」ちらちら見てます。。
*きよしこのあらすじ*
吃音があり、「カ行」と「タ行」が上手く言えないシライシキヨシ。父の仕事柄、何度も転校をする度に自己紹介しないといけないけど、自分の名前が上手く言えない。
小学1年の時、「きよしこの夜」の歌詞を勘違いした少年の元に聖夜に現れたきよしこは「伝わるよ、きっと」と少年に言う。
短編集で、特に心に残ったのは
『乗り換え案内』小学3年:転校先の教師は吃音を障害だと言いセミナーへ通わされ、もっと吃音をもつ加藤君。うまく話せない
二人は思ったように会話は出来なかったけれど心を通わす。そのセミナーに「あせらなくていいのよ」というPTAの訳知り顔のおばさんがやってきて、流暢に「からかわれても気にするな」とかいう。そのおばさんに怒りをあらわにする、加藤君、でも言葉にならない。吃音をもつ子供に言いそうな感じの台詞なんですけどね。子供はそんなこといわれても、気にするでしょう。
『北風ぴゅう太』小学6年:転校先の担任は少年の文才を認めクラス全員にセリフを言わせる、お別れ会の劇の脚本を作れと言う。少年にも言いやすい言葉を考えろという。劇を考えて作り上げるんですが、その担任の先生のあったかい感じが短編のラストでぐっと泣ける。
『東京』高校3年の時、図書館で知り合い付き合い始めたワッチ
。少年の言葉の先を読む勘のいい彼女で代わりに言いたいことを言ってくれるのに、彼は自分の進みたい道のために、彼女との別れを告げるのですが、その彼女のさわやかな優しさも涙腺刺激ですね。
じっくり時間をかけて読みたい短編集でした。ざっとよんでしまったけど。
ISBN:4101349177 文庫 重松 清 新潮社 2005/06 ¥460
今日は外来日でしたが、火曜日はいつもどおりそれほど忙しくはなく、一人ひとりとペースを落として話をすることが出来ました。
電子カルテにのパソコンのキーボードを破壊的に叩く子供や、舌圧子を異常にほしがる子供、その間隙をぬって診察を行なうので、自然と声を張って診察してたら、ガラガラになりました。
今日の肝っ玉。1歳女児、走り回っていてこけて、ドアで頭をぶつけ、あまりの音の大きさにびっくりしたので、
「大丈夫ですか」と母に言うと
「音の割りに、すぐ泣きもせず、また走ってるから大丈夫、気にしなくていいです」と豪快に言われた。そして子供も豪快に走っていた。
午後は発達のフォローなどの子をゆっくりと見て、あとは小児科の検査、処置の看護師向けマニュアルを地道に作って一日が終わりました。
自宅に帰ってからは重松清の「きよしこ」を読みながら、「リンカーン」ちらちら見てます。。
*きよしこのあらすじ*
吃音があり、「カ行」と「タ行」が上手く言えないシライシキヨシ。父の仕事柄、何度も転校をする度に自己紹介しないといけないけど、自分の名前が上手く言えない。
小学1年の時、「きよしこの夜」の歌詞を勘違いした少年の元に聖夜に現れたきよしこは「伝わるよ、きっと」と少年に言う。
短編集で、特に心に残ったのは
『乗り換え案内』小学3年:転校先の教師は吃音を障害だと言いセミナーへ通わされ、もっと吃音をもつ加藤君。うまく話せない
二人は思ったように会話は出来なかったけれど心を通わす。そのセミナーに「あせらなくていいのよ」というPTAの訳知り顔のおばさんがやってきて、流暢に「からかわれても気にするな」とかいう。そのおばさんに怒りをあらわにする、加藤君、でも言葉にならない。吃音をもつ子供に言いそうな感じの台詞なんですけどね。子供はそんなこといわれても、気にするでしょう。
『北風ぴゅう太』小学6年:転校先の担任は少年の文才を認めクラス全員にセリフを言わせる、お別れ会の劇の脚本を作れと言う。少年にも言いやすい言葉を考えろという。劇を考えて作り上げるんですが、その担任の先生のあったかい感じが短編のラストでぐっと泣ける。
『東京』高校3年の時、図書館で知り合い付き合い始めたワッチ
。少年の言葉の先を読む勘のいい彼女で代わりに言いたいことを言ってくれるのに、彼は自分の進みたい道のために、彼女との別れを告げるのですが、その彼女のさわやかな優しさも涙腺刺激ですね。
じっくり時間をかけて読みたい短編集でした。ざっとよんでしまったけど。
ISBN:4101349177 文庫 重松 清 新潮社 2005/06 ¥460
車椅子バスケの話で、スラムダンクの人なので、絵も綺麗で私は好みです。
話が確かにゆっくりと進んでいますが、心理描写がとても丁寧で、よく取材されているな、という感じで、さっそく、私の愛蔵書庫に加えました。
しかし、続けて漫画ばっかりですが、合間は出版されたばかりのネルソン小児科学などが愛読書です(嘘)。
ISBN:4088768825 コミック 井上 雄彦 集英社 2005/11/18 ¥620
話が確かにゆっくりと進んでいますが、心理描写がとても丁寧で、よく取材されているな、という感じで、さっそく、私の愛蔵書庫に加えました。
しかし、続けて漫画ばっかりですが、合間は出版されたばかりのネルソン小児科学などが愛読書です(嘘)。
ISBN:4088768825 コミック 井上 雄彦 集英社 2005/11/18 ¥620
私の周囲で愛読者が多かった、この本、ついに妹が一巻から買ってくれたので、読み始めました。
今、一巻を読み終わったところですが、「千秋ラブ」です。いやーかっこいい。
妹は6巻までしか買ってないようなので、ここはお姉さんが購入してあげようかしら!
ISBN:4063259684 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2002/01 ¥410
今、一巻を読み終わったところですが、「千秋ラブ」です。いやーかっこいい。
妹は6巻までしか買ってないようなので、ここはお姉さんが購入してあげようかしら!
ISBN:4063259684 コミック 二ノ宮 知子 講談社 2002/01 ¥410
嘔吐下痢だのわあわあ言いつつ、眠れない当直の夜は読書です。
最近、浅田次郎フェアなので、この時代モノの一冊。映画にもなっているようです。守銭奴といわれながらも、頑張って生きた父・夫としての吉村貫一郎の一生です。
新撰組とか、幕末がらみの話は、興味なくて、昨年の大河ドラマ、新撰組!が流行った時に見てない。でも、この本で吉村貫一郎という人を通じて、新撰組!も面白いかな?なんて、思い、見てみようかと興味が募りました。
そもそも、新撰組!藤原竜也が嫌いで見てなかったんです・・・主要3人人物の一人でしょっちゅうでるのが気に食わず、5回ほどで断念。でもこの前、彼が出てる舞台を見に行き、苦手意識は克服されたので見てみよう。
ISBN:4167646021 文庫 浅田 次郎 文藝春秋 2002/09 ¥660
最近、浅田次郎フェアなので、この時代モノの一冊。映画にもなっているようです。守銭奴といわれながらも、頑張って生きた父・夫としての吉村貫一郎の一生です。
新撰組とか、幕末がらみの話は、興味なくて、昨年の大河ドラマ、新撰組!が流行った時に見てない。でも、この本で吉村貫一郎という人を通じて、新撰組!も面白いかな?なんて、思い、見てみようかと興味が募りました。
そもそも、新撰組!藤原竜也が嫌いで見てなかったんです・・・主要3人人物の一人でしょっちゅうでるのが気に食わず、5回ほどで断念。でもこの前、彼が出てる舞台を見に行き、苦手意識は克服されたので見てみよう。
ISBN:4167646021 文庫 浅田 次郎 文藝春秋 2002/09 ¥660
友人にもらいうけ、新幹線の中で読んでみました。
森三中の大島さんはやせると結構かわいいのではないかと思っていましたが、このままでも幸せそうだったのでよかった!!!
以前、テレビで二人並んでるのをみて、夫婦があまりにも似ていることにびっくりしたのですが、こんなに濃い愛情があればこそ、夫婦は連れ添っていると似てくるとは聞きますし。
結構シモネタ多く、新幹線では太字の小タイトルを隠しつつよみましたが、面白かったです。
ISBN:4838715285 単行本 鈴木 おさむ マガジンハウス 2004/09/16 ¥1,050
森三中の大島さんはやせると結構かわいいのではないかと思っていましたが、このままでも幸せそうだったのでよかった!!!
以前、テレビで二人並んでるのをみて、夫婦があまりにも似ていることにびっくりしたのですが、こんなに濃い愛情があればこそ、夫婦は連れ添っていると似てくるとは聞きますし。
結構シモネタ多く、新幹線では太字の小タイトルを隠しつつよみましたが、面白かったです。
ISBN:4838715285 単行本 鈴木 おさむ マガジンハウス 2004/09/16 ¥1,050
当直中に読んだ、1冊目。1時間ほどで読めた。それで野ぶた・・・に移動。
このヒトの本って中身ないよなあ。何読んでも印象に残らないっていうか。実際、題名だけ見て新幹線乗る前に中身も見ずに買ったら、実は家に同じ本あって、既に読んでたこともあるし。
暇つぶしにはいい、作家ですね。
ISBN:4087478513 文庫 唯川 恵 集英社 2005/09 ¥680
このヒトの本って中身ないよなあ。何読んでも印象に残らないっていうか。実際、題名だけ見て新幹線乗る前に中身も見ずに買ったら、実は家に同じ本あって、既に読んでたこともあるし。
暇つぶしにはいい、作家ですね。
ISBN:4087478513 文庫 唯川 恵 集英社 2005/09 ¥680
野ブタ。をプロデュース
2005年10月2日 読書
ドラマ化されるというので、お安いこともあり、読んでみました。文章が若い。読み終わって。「で?」
ドラマ化がある意味楽しみです。
ISBN:4309016839 単行本 白岩 玄 河出書房新社 2004/11/20 ¥1,050
ドラマ化がある意味楽しみです。
ISBN:4309016839 単行本 白岩 玄 河出書房新社 2004/11/20 ¥1,050
当直の晩には読書が進みます(仕事してますけど合間に寝れないので)。読書をするときはこの人、という作家を決めたらその人の本を固め読みする傾向があり、今回は浅田次郎月間と言う事もあり、この本を購入してみました。朝日新聞に連載されていて、連載中はさぞかし先が気になるだろうな・・・・という上手な話の展開の仕方でした。
頭も禿げて冴えない椿山課長が40代の若さで仕事の接待中に急逝し、天国と地獄の入り口のところで7日間の猶予で現世に戻れるという、よくありそうな、「よみがえり」ものですが、なんとなく、面白くて笑えるところあり、泣ける所はもちろんあり、さすが、浅田次郎!って感じでした。椿山課長のお父さんがすごくいい人で、さんざん泣かされました。当直中は泣ける本を読むものではないですね。
ドラマ化、と書いてました。冴えない椿山課長は?課長のお父さんは?それと、椿山課長が現世にもどるときの仮姿(39歳美女)は?たぶん子役の一人はあいくるしいの主役の子とか、演技達者な子を持ってくるのでしょう。楽しみ。
ISBN:4022643528 文庫 浅田 次郎 朝日新聞社 2005/09/15 ¥630
頭も禿げて冴えない椿山課長が40代の若さで仕事の接待中に急逝し、天国と地獄の入り口のところで7日間の猶予で現世に戻れるという、よくありそうな、「よみがえり」ものですが、なんとなく、面白くて笑えるところあり、泣ける所はもちろんあり、さすが、浅田次郎!って感じでした。椿山課長のお父さんがすごくいい人で、さんざん泣かされました。当直中は泣ける本を読むものではないですね。
ドラマ化、と書いてました。冴えない椿山課長は?課長のお父さんは?それと、椿山課長が現世にもどるときの仮姿(39歳美女)は?たぶん子役の一人はあいくるしいの主役の子とか、演技達者な子を持ってくるのでしょう。楽しみ。
ISBN:4022643528 文庫 浅田 次郎 朝日新聞社 2005/09/15 ¥630