えすこさまが、先日感想を書かれてたこの本。
チームバチスタの栄光 
ナイチンゲールの沈黙
そして螺鈿迷宮と3作目の作品。
私も同じく、2よりはいいけど、1よりは下という感じです。

少しネタバレするかもしれないので・・・

舞台となる桜宮病院は1,2でも名称は出てて、2の主要人物が養女だった病院のはずなので解剖するだけの病院かと思っていたら、結構色々やってて。

1,2でずっと名前だけは出ていた氷姫。実際出てきますが、縦も横も大きい・・・とは。私の頭の中では南海キャンディーズのしずちゃんがナース服を着て動いている姿が映像で流れます。

1でゴキブリと評された白鳥はキャラが薄いし。別人のようです。でも皮膚科医として働くぶっ飛んだ姿はなかなかでした。

主人公、たしかに卒業できたんでしょうか。このまま順調にいっても卒業時には30過ぎ。キャラがいまいちつかみにくい。

桜宮病院のおじいちゃん先生、いったい何歳の設定なんでしょう。でもこの人の考えは正しい、正しくないはさておきブレがなくてなかなか好感もてました。

前半は結構ダラダラ、なので読み進みが悪かったですが、後半はなかなか集中できました。
終わりは「次書きますよ、このひと出てきますよ」みたいな終わりで作者の意気込みを感じます。

でもやっぱりミステリーじゃないのかな・・・読み物としてはまずまずで、多分次出たら文句言いながらやっぱり読みそうです。

哀愁的東京

2007年2月5日 読書
買ったのは大分前なのですが、読むのに時間がかなりかかりました。というのも読んでわくわくするわけでもなく、癖がありすぎ登場人物、ストリッパーとか、往年のヒット曲メーカー、閉鎖される遊園地のピエロ、SMのS女王などに取材するフリーライター目線の連作短編なので、途中でやめられちゃうのです。

登場人物に癖はありますが、「このままじゃいけないけど、こうなってしまう自分」とかをまざまざと見せ付けられるようなメッセージを感じました。

重松清作品は中年主人公の作品は描き方が物悲しいけど、ちょっと最後が中年ものに関しては前向きなものが多い気がして読後感はまずまずでした。
ISBN:4043646046 文庫 重松 清 角川書店 ¥660
やっと文庫になりました。
宮部みゆき作品は好きでハードカバーでも買ってしまうのですが,キリがないので「時代小説(待てる)」と「ファンタジー(苦手)」は文庫になるまで買わないでおこう,と私の中で決まりごとを作っていました。

この本は時代小説なのですが,この人の時代小説は読みやすいです。言葉の説明が説明くさくなく,さりげなくちりばめられていたり,時代小説の中の食べ物の描写が好きです(これはマニアックか)。
幽霊が出てきたりするので苦手なファンタジー系か?と不安になりましたが,中々人間くさくてファンタジーによりすぎていないところが良いです。

これならハードカバーでも良かったかも・・・

ISBN:4101369291 文庫 宮部 みゆき 新潮社 ¥540
最近のお気に入り,伊坂 幸太郎。

映画版と単行本にかいてあったので,
「もう少しで文庫にされるはず・・待たねば」
と待っていた甲斐もあり,手に入れました。この人の本って,時系列が交差する作品が多くて,次読まなければ,と突き動かされます。

この作品も現在と2年前が交互に書かれているのですが,次々,よせかされるように読めました。

面白かったですが,文庫で買って良かったです。そういう感じの本でした。
2005 このミス
1 生首に聞いてみろ 法月綸太郎 角川文庫
2 アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 創元推理文庫
3 天城一の密室犯罪学教程 天城 一 日本評論社
4 THE WRONG GOODBYE
ロング・グッドバイ 矢作俊彦 角川文庫
5 銀輪の覇者 斎藤 純 ハヤカワ文庫JA(上/下)
6 硝子のハンマー 貴志祐介 角川文庫
7 暗黒館の殺人 綾辻行人 講談社文庫(一~四)
8 犯人に告ぐ 雫井脩介 双葉文庫
9 臨場 横山秀夫 光文社文庫
10 紅楼夢の殺人 芦辺 拓 文春文庫
11 螢 麻耶雄嵩 幻冬舎文庫
12 イニシエーション・ラブ 乾 くるみ 文春文庫
13 サウダージ 垣根涼介 文春文庫
13 裸者と裸者 打海文三 角川文庫(上/下)
15 Q&A 恩田 陸 幻冬舎文庫
16 チルドレン 伊坂幸太郎 講談社文庫
17 Fake(フェイク) 五十嵐貴久 幻冬舎文庫
18 キマイラの新しい城 殊能将之 講談社文庫
18 グラスホッパー 伊坂幸太郎 角川文庫
20 薔薇密室 皆川博子 講談社(絶版)
20 さよなら妖精 米澤穂信 創元推理文庫

魂萌え!〈上〉

2007年1月12日 読書
60手前で夫に先立たれた妻のその後のお話です。死んだ後に、夫に愛人がいたことや、死んだその日も蕎麦打ち教室に行ったと言っていたくせに、実は蕎麦屋をやってるその愛人のおうちに行ってたことが発覚したり、そうあるわけでもない遺産をずっと家に帰ってこなかった息子がうまくいただこうとしたりと、妻は本当にやってられない!って感じです。

この主人公の女の人が人が良いというかおっとりしすぎていてその後の人生が心配になりつつ、読み進めていくと、彼女なりに成長し、すこし強くなって生きているという、桐野夏生には珍しいクリアな終わり方。

でも、やっぱり、このおっとり感では生きていけるか心配だ・・・私は妻を自分に置き換えるというよりは自分の妹や母をその妻に置き換え、
「私、こういう人に絶対手出し口出ししそう」
とイライラして読んでました。

もう少し歳をとると違う感想なんでしょうか?
前作はミステリーでしたが,今回は殺人事件があって,それを解決する手段がSFっぽい?
人の特殊能力みたいなお話がどうも苦手なので楽しめませんでした。
医師が書いたミステリー,このミスでの受賞,ということで読みたいと思いつつ,なかなか読めないでいました。

面白かったです。ほとんど人物説明っていうかんじで前半進みますが,後半はタッタッタと進みました。医師もこんな人いそうだなあ・・・と思ったり。

ドラマ化,映画化あるでしょうかね・・・

夜の果てまで

2006年11月5日 読書
空港で本をとりあえず買って読んでみました。
帯には結構いいことが書いてあったのと,割と,平積みされていることが近所の本屋でも多かったのでちょっと期待しすぎた部分もあったのかもしれないけれど。

大学生と人妻の恋愛のお話。
別に不倫が悪い,とかではなくて,当人達の認識の甘さとか,あと惹かれあうまでの過程が全然ピンと来なくて,何が言いたいのか分かりませんでした。

私は恋愛物,本当に苦手だわ。


デスノート後編見に行きたいな・・・手紙も。
平日のレイトショーで行きたいです。
オダギリジョーの映画,見に行きたかったなあ・・・
確か,リンクいただいている中のどなたかが,感想かかれていたような気がするのですが,気のせいでしょうか。

小説としても結構,いい手法です。
起きる出来事としてはつり橋から転落する女性,それが事故か事件か。それだけのことなのですが,登場人物の心理描写がうまい。

返す返すも映画で見たかったよ〜

DEATH NOTE

2006年10月30日 読書
絵も美しいと聞いたDEATH NOTE買ってしまいました。とりあえず9巻が近所の書店になかったので,1-8巻まで。

そして,読破。
これは面白い。漫画だけど,頭使って読むので,本を読むスピードに匹敵するくらい,かも。
漫画と思って馬鹿にしてたところと,「死神」とか「死のノート」とかおどろおどろしいものを想像して敬遠していたのに,これは面白いです。

先ほど,家人に依頼し,9-12巻まで買ってもらいました。
今夜のお楽しみ。

しかし,のだめもあるし,今晩は忙しいかも。

サウス・バウンド

2006年10月19日 読書
帯の説明を読んだときはなんのこっちゃ???というお話でしたが,私の好きな伊良部シリーズを髣髴とさせる破天荒なキャラのお父さんの活躍が面白い作品です。
振り回される家族は大変でしょうけど。

周りのサブキャラも良くって,映画とかになったら面白そうですが,思想的に無理かな。

沖縄に行きたくなりました。
先ほど,読み終わったのですが,第二部,沖縄での話に出てくるマスコミのあり方はなかなか面白いと思いました。結局マスコミは騒ぎを大きくしたいだけ,抜け駆けは許さないってところ。
論調はどこも一緒だし,悪者はいつも,一緒だし,中途半端な知識で,物事の善悪を,「皆,そう思っています」的な思想に作り上げちゃうところ。

華麗なる一族

2006年10月17日 読書
キムタクでドラマ化というニュースを知り,読み始めました。
山崎豊子作品はちょっと時代が前なのでドラマ化するのって大変だよなあ,といつも思います。
父大介の銀行家さんはよいとして,と妻寧子の公家か華族出身ってのはどうするんだろう?
キムタクの演じる長男の鉄平さんの鉄鋼関係の仕事も今時,金銭をつぎ込む仕事でもないし。
愛人が一緒に暮らす有名な家なんて今ならマスコミのいい餌食だろうし。

そして何より,肝であるキムタクの役の出生の秘密がらみは現代では相当いいレベルまで解明できるはず。悩みの種にもならないかも。
あと,携帯電話があることで成立しないお話もあるでしょうし。

どんなお話になるんでしょう。

小説はとっても面白かったです。

さっき,ニュース見直したら70年代のまま,だそうです。そうだよね,そうしないと,成立しないもの。鉄平さんが今,どの職業で頑張るって,他におもいつかないもの,設備投資が莫大な産業っていまどきないでしょうし。
家に転がっていたので夜更かしのお供に選びましたが、あまり好きじゃないかも。登場人物がリンクするところはラッシュライフみたいで面白いかな、と思ったのですが、あれとどう違うってうまく説明できませんが、なぜだろう。

今回も「神様のレシピ」でてきました。案山子のはなしも。

今回の登場人物も今後の作品にちらっと登場してくるかもしれないから、そういうのを楽しみにして、新刊を買おうかな、と思います。


ISBN:4048735470 単行本 伊坂 幸太郎 角川書店 ¥1,575

手紙

2006年10月9日 読書
感想文

涙そうそう

2006年10月5日 読書
映画を見に行く時間はなさそうなので,本を買ってみました。
これでもか!というほど,不幸の連続ですが,よくCMやニュースで出る,さわやか二人の俳優の映像が頭の中で置き換えられていきました。

しかし,「泣ける」という本は新幹線の中なんかで読んではいけませんね。

ISBN:434440842X 文庫 吉田 雄生 幻冬舎 ?520
昨日のドラマ、見れませんでした。
てっきり、昨日のドラマの原作かと思い、買ったのですが、時期的にドラマの事件の最中に起きている、時系列のようです。

さらっと読めますが、1人称で書かれている人がコロコロ変わって、結構惑わされました。

ISBN:4309017797 単行本 秦 建日子 河出書房新社 ?1,680

ナイフ

2006年10月2日 読書
読書記録

短編集なのですが,テーマがイジメだったりする話もありましたが,それほど,重くはなく,強さを感じます。

個人的には最後のビタースイートホームが好きでした。

ISBN:4101349134 文庫 重松 清 新潮社 ?620
カカシが主人公??

わけの分からない設定らしいという先入観から手をつけずにいた,文庫本の作品。

読み始めたらものすごく面白くて。

なのに本をご飯を食べた場所に忘れてきてしまった・・・

おいといてもらって明日取りに行きます・・・・

他の作品は

ラッシュライフ
陽気なギャングが地球を回す
重力ピエロ
 ここまでは文庫化されていてよみました。いずれも非常にいい作品で私にはあっている感じなので,以下の

アヒルと鴨のコインロッカー
チルドレン
グラスホッパー
死神の精度
魔王
砂漠
終末のフール

もハードカバーで買おうかな。

アキハバラ@DEEP

2006年9月23日 読書
石田衣良で買った本

アキハバラ@DEEP→これから読みます。
うつくしい子ども:少年犯罪の話なのですが,上手く,書いてるなあと感心。
4TEEN:賞とった作品。
波の上の魔術師:IWGP以外だと,これが今のトコ一番面白かった。
娼年:あまり内容覚えてないけど,あまり好きじゃなかったかも。
スローグッバイ:短編嫌いですがなかなか良い。
LAST:グロイ。
灰色のピーターパンー池袋ウエストゲートパーク
反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5
電子の星 池袋ウエストゲートパーク?
骨音 池袋ウエストゲートパーク 3
少年計数機 池袋ウエストゲートパーク2
池袋ウエストゲートパーク
 →このシリーズは最初がすばらしかった・・・だんだん,マコト個人の力ではなくなっているような。

未だ買ってないけど時間とお金があったら読もうかと思案中。
下北サンデーズ
眠れぬ真珠
40 翼ふたたび
赤・黒ー池袋ウエストゲートパーク外伝
エンジェル
愛がいない部屋
てのひらの迷路
東京DOLL

本屋で眺めては,文庫にもう少し待ったらいいかな,とか,文庫になっているものであらすじ見て,少し興味が惹かれなかったり,そんな理由で購入してないのです。お金と収納スペースと読書時間があればかって読みたいです。

ISBN:4167174111 文庫 石田 衣良 文藝春秋 2006/09 ¥720

重力ピエロ

2006年9月20日 読書
ミステリーかと思って読み始めたら,それはサイドストーリーで,主として家族のお話です。ある事情で異父兄弟の和泉と春を中心にお話は進みます。

他の登場人物も,悪役以外を除けば皆さんそれぞれ魅力的ですが,お父さんの人柄が非常によいです。
あと,他の作品のキャラが出てきてます。探偵役の黒沢さんとか。

とても面白いけど,これはドラマ化出来にくいかも。

一気に2時間弱で読み終わり。読書の秋です。

ISBN:4101250235 文庫 伊坂 幸太郎 新潮社 2006/06 ¥660

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